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犬の異物誤飲について

投稿日:2014年10月30日 更新日:

犬の異物誤飲

犬の異物誤飲について

日々暮らしてる中で、犬が誤飲してしまうと危険なものがたくさんあります。
私も今までに、いろいろな誤飲をさせてしまった経験があります。
ラブラドールのクロベエの時はチョコレート・画鋲。

ミックス犬コナンは、アルミ箔・頭痛薬。

トイプードル コゴロウはオモチャ、キシリトールです・・・・。

最悪の場合は死に至ります。興味津津のワンちゃんの口に入らないように気をつけましょう。

犬の異物誤飲の症状

誤飲したものの種類や量、ワンちゃんの体格や体質によって、現われる症状や症状が発現するまでの時間、重症度が異なります。誤食後に時間が経過してしまうと、治療が困難になる場合や症状が重くなる場合があり、場合によっては死に至ることもあるので注意が必要です。

誤食の症状は様々ですが、一般的に嘔吐や下痢、流涎(よだれ)、食欲不振、元気消失などの症状がみられることが多いようです。

犬の異物誤飲の病院での治療

触診、エコー検査、レントゲン(X線)検査などで診断を行います。異物の種類によってはレントゲンに写らないものや写りにくいものもあり、判明が難しい場合がありますが、このような場合や腸閉塞などを疑う場合にはバリウム検査を行います。検査の結果により、便と一緒に異物の排泄を待つ場合もありますが、異物の種類や状態によっては早急に処置が必要なこともあります。

処置の方法としては、催吐処置(異物を嘔吐させる処置)や内視鏡による除去、もしくは胃切開などの外科手術などがあります。その他、液体や中毒の可能性がある異物を誤飲した場合には胃洗浄することもあります。また、異物による中毒症状などを起こしてしまった場合は解毒剤の投与や点滴治療などを行います。

犬の異物誤飲の予防

家では普段から犬の口の届く場所に飲み込みそうな物や興味を示しそうな物を置かない(子犬は遊んでいるうちに食べてしまうことがあります)ことが大切です。
また、散歩時などには、何が落ちているのか分からないような場所では、犬の名前を呼んだり、リードを短めに持ったりして、しっかりとワンちゃんをコントロールしましょう。
また、スプーンやフォークを使って食事を与えることや焼鳥などの竹串などに刺さったものをそのまま手でもって食べさせたりすることはスプーンや竹串などを一緒に飲み込んでしまう可能性があるため非常に危険です。

犬が何かくわえている場合の対処法

犬が何か口にくわえていて誤食につながる可能性がある場合には、すぐに取り除きましょう。
犬は取り上げようとすると急いで飲み込んだり怒って噛みついたりする可能性もあるので、おやつや大好きなおもちゃなどで犬の気をひき、好きなものと交換するようにして取り除くと良いでしょう。

犬が異物を飲み込んでしまった場合の対処法

万が一、犬が異物を飲み込んでしまった場合、または、摂取したことが疑われる場合には、早急に動物病院に通院することをお勧めします
また、異物が食品や薬物の場合は、内容の表示がある袋や箱を持参すると良いでしょう。
その他の場合でも異物の一部などがあれば、治療方針の目安となりますので持参することをお勧めします。
治療法については摂取した異物の種類や量、摂取後経過している時間によっても異なりますので、かかりつけの動物病院とよくご相談ください。
参考サイト

犬の異物誤飲しやすいもの

【ヘアーゴム・輪ゴム・クリップなど】 

消化されずに胃に残ったままになったり、先がとがっているものは内蔵を傷つけてしまう可能性もあります。

【ティッシュペーパー・紙類】

少量ならうんちと一緒に排泄されるのでさほど心配する必要はありませんが、一度に大量に食べてしまったり、日常的に食べていると腸閉塞になることも。

【糸や毛糸・ひも状のもの】

ある程度の長さがあるひも状の物は腸に詰まって腸閉塞を起こしたり、ひっかかって内臓を傷つけてしまうこともあり危険です。無理に吐かせようとせずに動物病院へ。

【タバコ】

タバコを食べてしまったり、灰皿の吸い殻の水などを飲むと中毒を起こします。

ラップやビニール袋など

食べ物をつつんでいたラップなどはおいしいニオイがして誤飲してしまうことがあります。ビニールのシャカシャカ音って犬には楽しいみたいで、遊んでいるうちに破って飲み込んでしまうことも。腸につまったり、遊びかたによって窒息する恐れもあります。

【鶏の骨や焼き鳥などのくし】

鶏のからあげの骨など加熱された鶏の骨は、噛むと細く裂けてしまうため先がとがっており、飲み込んだ時に食道や胃腸を傷つけてしまうので危険です。また、おいしいニオイがついた焼き鳥などのくしにも注意。のどや内臓に刺さったりして危険です。無理に吐かせたり取ろうとしたりせずに、早急に動物病院へ。

【ボール・ぬいぐるみなどのおもちゃ】

犬にあたえるおもちゃ類は、できるだけ犬専用の危険のないものを選びましょう。ボールは飲み込んでしまわない大きさのものを選びましょう。開腹手術が必要になるケースも少なくありません。
ぬいぐるみや人形の目・鼻・口に使われている事が多いボタンなどのパーツを食いちぎって飲み込んでしまうことも。また、破壊して中綿や詰め物を食べてしまうこともあります。

【電池・磁石など】

電池は内臓壁などにはりついてしまったり、中の化学物質が漏れてやけどのような症状をおこす危険があります。 また2つ以上の磁石や金属を一緒に飲みこむと、それらがひきあい腸壁をはさんではりついてあなをあけてしまうなど重篤な症状をひきおこす危険性があるため、急いで動物病院へ。

【殺虫剤・除草剤・医薬品・化粧品など】

誤飲すると中毒を起こす可能性が高く最悪の場合、命にかかわります。ASPCAによるとアメリカ国内のペットの事故の第1位は人用の医薬品の誤飲によるものとあります。 吐かせないでかならず獣医師と連絡をとり、指示にしたがってください。飲んでしまった化学薬品により処置がちがってきます。何を飲んだのかわかっている場合やその可能性があるものは、その容器ごと持参しましょう。その後の処置や治療に役立ちます。除草剤は道端に生えている雑草などにまかれている可能性があります。また、殺虫剤は犬のそばで不用意にまかないようにしましょう。

【洗剤・漂白剤 洗剤や漂白剤などの化学薬品などの毒物】

吐き出させてはいけません。かならず獣医師と連絡をとり、指示にしたがってください。飲んでしまった化学薬品により処置がちがってきます。何を飲んだのかわかっている場合やその可能性があるものは、その容器ごと持参しましょう。その後の処置や治療に役立ちます。何を飲んだのかわからずに、泡をふく、おう吐、ひきつけなどの症状がある場合はもちろんですが、すこしでも誤飲した可能性があるなら急いで動物病院へ連絡しましょう。おう吐や下痢、最悪の場合命にかかわります。

【草花・観葉植物など】

犬にとって植物は、食べてしまうと中毒をおこすものがたくさんあります。肥料や種のはいった袋にも気をつけましょう。

【犬にとって危険な食べ物】

チョコレート・たまねぎ、キシリトールなど 人が食べれるものでも犬にとって食べると中毒をおこす食べ物があります。ネギ類は赤血球を破壊し、チョコレートは神経症状や心不全などを引き起こします。犬の食べてはいけないものQ&Aはこちら

参考サイト

■アニコムSTOP誤飲プロジェクト

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