皮膚組織球腫が目の横にできていた
我が家の犬「ホームズ」の目尻の赤い膨らみ。私は、自分で調べて「マイボーム腺炎」か「マイボーム腺腫」だと思っていたんです。
目薬を買ってさしてあげたり、あずきカイロで温めてあげたり、毎日気にしていろいろとできることはやってあげていました。
ところが全然小さくならないんです・・・。目薬をさしてあげたら目やにが減ったのでそれはそれで良かったのですが、目の横のイボとは全然関係のない話のようでした。
大きさは、ダニが目一杯血を吸ってパンパンになった感じの大きさ。8mmほど。結構でっかいです。
下の写真ではみえにくいですが、実際はこの場所にこんなサイズの赤い膨らみができています。
先日、家族が
「やっぱり病院できちんと診てもらったほうがいいんじゃないかな。もし悪いもので手遅れになったら悔やみきれない」
というんです。
私も不安になっていました・・・。
ということで、動物病院で診てもらいました。
最初は、獣医さんも水ぶくれみたいなもののような気がすると言っていたのですが、針で中身を出してみると、どうも液体だけではなさそうだということになり、組織を病理検査に出していただくことになりました。
病理検査に出すために、大きめの注射針をさして中身を少し抜きましたが、ホームズは痛くはなかったようです。
お財布には痛かったです。(笑)
その後数日経ち、動物病院から電話がありました。「皮膚組織球腫」というもので良性の腫瘍と言っていいと思います。
良かったー。でも・・・、マイボーム腺炎かマイボーム腺腫だとばかり思っていた・・・・。あずきカイロで温めたのは、マイボーム腺炎の予防には良かったと思いますが全然違うものとは・・・。
皮膚組織球腫について
犬特有の疾患で、一般的に腫瘍に悩まされる高齢には少なく、逆に1,2才の若い犬に見られるという大変変わった腫瘍です。一
症例の50%は年齢1~2才未満のワンちゃんに発生しています。また純血種犬の方が雑種犬よりも発生率が高いです。耳翼が最も好発する部位ですが、四肢、首、頭などにも出現します。
通大多数は、1~2cmで、単発性ですが中には多発する事もあります。どちらにしても治療せずとも自然に消失しまう事の多い腫瘍です。成長が非常に早く、あっという間に大きくなるので飼い主さんは驚いて病院に連れていき、検査をしてみたら良性腫瘍だったという事で診断される事が多いでしょう。
特に治療を必要としないものですが、まずは腫瘍を調べる必要がありますので一度は病院に連れていくことは必要です。
成長が早いものの、治りまでも大変早い疾患です。
犬の病気大辞典
獣医さんには、「そのまま放置しても大丈夫ですが、気になるようなら切除手術もご相談ください」と言われました。
手術なんてかわいそうなので、そのままシレーっと無くなってしまえばいいのに!と思ってます。
皮膚組織球腫が出来た子のブログをいろいろと拝見して、これからどうしたものかと考えていますが、ある日突然ポロリとイボが無くなることも少なくないようです。
皮膚組織球腫がポロリと取れたワンちゃん
皮膚組織球腫!!劇的ビフォー・アフター
皮膚組織球腫がだんだん小さくなったワンちゃん
皮膚組織球腫 ふぃる☆は~もに~
ホームズの皮膚組織球腫も無くなりますように!!!