■犬の歯が欠けたー
先日、我が家のトイプードルMIX犬コナンが、なにやら、堅いものを噛んで遊んでいた。
よく見ると「歯」。 衝撃で拾ってから5分ぐらいフリーズしてしまった。
愛犬の歯がポロリと落ちてるなんて考えたこともない。
驚きすぎて直後の記憶があいまい。
気がついたら私は台所にいて、手のひらに抜けた歯を載せていた。
歯が抜け落ちてもコナンは、いつもと同じように楽しそうに遊んでる。
抜けたシーンを想像するに「おいみんなで遊ぼうぜー」と他の2頭とワンワンバウバウおおはしゃぎ。 突然、ポロリということなのか? とにかく、コナンの口の中で何が起こったのかとても不安になったので調べてみた。
■3歳以上の犬の80%以上が、歯のトラブルを抱えている
コナンは、どうやら歯周病らしい。
口腔内の病気や虫歯等のトラブルは日々の健康チェックの上でも盲点になりやすく、統計上、現在日本では3歳以上の犬の80%以上が、歯周病を始めとする何らかの歯の病気を発症していると言われております。
以前から、3頭のうちコナンだけ、いやに口臭がキツかった。 「だんだん年とるからねー人間だって臭くなるじゃーん」なんて軽く考えていたが、口臭って実は病気をみつけるための大切なシグナルなんだ。
歯の病気は、犬の病気のなかでは最も多いものらしい。
「コナンの歯が全部なくなったらどうしよう」と不安に思って調べてみると。 犬の場合は人間と比較すると、食物を歯で噛むことはさほど重要ではなく、食物が飲み込める大きさであれば、飲み込んでしまえばよく、歯がまったくなくても、十分に飲み込める大きさの食べ物を与えれば、それで生きてはいけるらしい。 抜けてしまった歯は困ったものだけれど、すぐには問題なさそうだ。 問題は、これから残ってる歯をどうやってケアしてあげるかということが大事のようだ。 コナンの抜けた歯をみるとすごい歯石。ぎょえー!!!
歯の病気の最大の原因は歯石です。歯石は食物のカスなどが石灰化したもので、体にとってたいへん有害な物質です。
通常、歯石は歯の外側から形成され、徐々に歯の内側や歯間にも広がっていきます。初めは柔らかいのですが、だんだん固くなり、歯肉を圧迫するようになります。
歯石が歯肉を圧迫すると歯肉炎を起こし、さらにひどくなると、歯の周囲の組織や歯を支える骨が冒され、歯肉がなくなって歯が露出してしまいます。
このような状態になると、口臭がひどくなってヨダレを垂らします。また、食欲がなくなって、体重減少を引き起こすこともあります。
歯石の悪影響を受けるのは、口の中だけではありません。
体に回ると、いろいろな臓器を冒します。
たとえば、心臓に入る細菌性心内膜炎、肝臓には入ると肝炎、腎臓に入ると間質性腎炎、骨に入ると骨髄炎、関節に入ると関節炎など、いろいろな恐い病気を引き起こす可能性もあります。
歯を磨いてあげないとイケナイと思いつつも、いやがるコナンをみると、まっいいか、歯がちょっと汚れるくらい・・・ なんて軽く思っていたけど・・・それは大きな間違いだった。 きちんとお口のケアを勉強しなくてはと反省させられた。